フェイスリフト
フェイスリフトは、目や頬の周りのしわ、ほうれい線、マリオネットライン、あご、そして皮膚の全体的な垂れ下がりに対抗するための最も効果的な解決法です。それによって、より若々しい顔の外観となります。手術は、皮膚とSMASを固定し、側頭部の生え際に沿って耳たぶまで切り開き、外層と内層の皮膚を所定の位置に固定することで施術します。
この手術は比較的大きな手術であり、患者は事前にいくつかの準備手順に従う必要があります。たとえば高血圧の方は手術前に血圧レベルを下げて制御するように治療する必要があったり、血液凝固に影響を与えるすべての薬やその他補足的なビタミンなどの薬の服用を少なくとも1か月前に停止したり、3か月前より禁煙を求められます。
場合によってはフェイスリフト手術だけでは特定のしわや痕跡に対処できないため、医師は最適な結果を得るためにリポフィリングを勧める場合もあります。
推奨:
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目や頬にシワのある方
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垂れ下がった頬
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ほうれい線とマリオネットライン
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垂れ下がったあご
手術詳細:
全身麻酔の後、医師は局所麻酔と腫脹液を顔の皮膚に用い、耳たぶに向かって側頭部の生え際の皮膚を切り開きます。次に皮膚層をSMASから分離し、内部組織層を切断して固定、余分な皮膚を取り除き、目標とする顔の形をつくります。最後に止血し、ドレーンチューブを挿入し、切り口を閉じます。
術後の治療:
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最初の3日間、手術箇所にコールドパックを用います。
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毎日その箇所を清潔にし、縫合糸の除去日まで水との接触を避けます。
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手術後1日間はドレーンをそのままにしておきます。
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フェイスマスクを2ヶ月間着用します。
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7日目に抜糸をします。患者は顔を洗い、その後化粧をすることができます。
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3か月間は日光にさらさないでください。
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6か月後、腫れは目立たなくなります。
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傷跡や痕跡は最初の3か月間は目に見えることがあり、その後1年以内に目立たなくなります。
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顔面のしびれは1年以内に改善されます。
考えられる副作用:
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術後の出血によっては、止血し血栓を取り除く再手術が必要になります。
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手術後にリンパ液が溜まることがあります。症状のひどい場合は穴を開けて吸収することで収まります。
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場合によっては、肥厚性瘢痕のできる可能性があります。これは、瘢痕領域の周囲にステロイドを注射することで対処できます。
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やりすぎると不自然になります。
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以前フェイスリフト、顔の糸脱毛、および/またはフィラー注射を受けられたことがある方の場合、内部の傷によってフェイスリフトの結果が望むようにいかない場合があります。顔面神経に干渉して顔を歪ませないよう手術しなければなりません。
変化はどのくらい続きますか?
変化は各人のライフスタイルやお肌のタイプにもよりますが、約5〜10年続きます。